ALEXA35のカラーマネジメント③ 従来のALEXA LogC3との混在 編
従来のLogC3のALEXAと、ALEXA35が混在のケースもあると思います。
LogC3→4への変換することで、ALEXA35のLogC4に統一してグレーディングできます。
【DaVinci Resolveカラーマネジメント設定】
まずは、プロジェクトのColor Managementを下記の通り設定。
Color science. :DaVinci YRGB
Timeline ColorSpace :ARRI LogC4
Output ColorSpace :Rec.709-A or *Rec.709 (Scene)
Video monitor LookupTable :ARRI LogC4 to gamma2.4 Rec709 D65_v1 65
LogC3素材に対しては、先頭ノードに、
Effectsの"ColorSpace Transfom"を適用し、下記のように設定。
Input Color Space / Gamma :ARRI WideGamut 3/ ARRI LogC3
Output ColorSpace / Gamma :Use timeline
Tone Mapping method. :None
Gamut Mapping method :None
Apply Forward OOTF :OFF
Apply Inverse OOTF :OFF
Use White Point Adaptation. :ON
これで、プロジェクト設定のTimeline color spaceで選択したARRI LogC4に変換され、LogC4で統一して作業ができます。
【LogC4と、LogC3→4変換の比較】
【撮影現場の場合】
LogC4ベースで揃えてLiveGradeするなら、
上記のやり方で作ったLogC3→4変換LUT(Log to Log)だけをLogC3カメラに入れればOKです。
逆にLogC3ベースで揃えるなら、
LogC4→3変換LUT(Log to Log)の↓こちらをALEXA35に入れます。
※LogC3よりダイナミックレンジが拡張された分(1.5stop)だけLogC4のハイライトが僅かにクリップしてしまうことにはなります。
709ベースなら、そのままカメラ709でOKです。
※ARRIとしては本意ではないと思いますが…
【参照ドキュメント】
本稿では割愛しましたが、DaVinci ResolveのYRGB Color ManagedモードやACESモード・Baselightのパターンも説明されています。
Color workflows for mixing LogC3 and LogC4
by KOGAMI