レスパスビジョンで対応している配信システム
3密を避けながら映像制作(撮影・映像編集・音声編集)を行うには遠隔地に「映像・音声」そのものと「会話」を転送、配信してくてはなりません。
昨年12月から様々なリモート配信技術を検証し、実際に利用する際に以下を考慮しています。
・お客様側の「セキュリティー・ポリシー」を考慮し、システムを決定する
・お客様側のIT環境に合わせシステムを決定する
・作業内容に即した最適なシステムを選定する
・複数のシステムを組み合わせ、「リモートセッション」の最適解を模索する
以下が「映像配信システム」としてレスパスビジョンが対応しているシステム一覧になります。(2020-06-13現在)
・低遅延型ストリーミング "L'espace Cloud View"
・Zoom Pro
・Microsoft Teams
・Parsec for Teams
・Source Live Pro 3
・Vimeo ライブストリーミング
・Youtube LIVE
・QTAKE
以下は各種システムの長所・短所、特徴などをまとめた資料になります。
(2020-06-13 弊社の独自調べ)
「リモートセッション」は1つのシステムで行わず、2つのシステムを組み合わせるのがベストです。
"L'espace Cloud View"(映像配信)+Zoom(会話)の組み合わせがおすすめです。
・低遅延型ストリーミング "L'espace Cloud View"
配信遅延1-2秒のWEBストリーミングです。CDNを利用していますのでビデオ会議システムのように突然映像の画質が荒れることはありません。
撮影部、ポスプロ編集室・MAスタジオから配信可能です。
・Zoom Pro
おなじみのビデオ会議システムを利用した映像・音声の配信が可能です。
慣れている方が多く、音質も良いので手軽に利用可能です。
遅延は全システムの中で最小ですので「会話」に最適です。
・Microsoft Teams
Zoom以外のビデオ会議システムとしてお馴染みです。セキュリティポリシーにより利用している企業様も多いです。
音質がかなり悪いですが複数人まではHDサイズを維持したまま映像配信が可能です。
・Parsec for Teams
元々はゲーム画面を共有するためのシステムです。
お客様側でアカウントを作るのがやや手間ですが、低遅延型配信でfpsの滑らかさは一番です。画質を犠牲にして60fpsに固定するモードも搭載されました。
個人利用は無料ですが、業務での利用は有料登録が必要です。
・Source Live Pro 3
MAスタジオで採用しているシステムです。fpsは保証されませんが音質は48khz/320kbpsを安定して維持可能です。
・Vimeo ライブストリーミング
20秒以上のディレイがあるため対話が必要な「編集作業」には向きません。最も安定して配信でき、高画質・高音質なので長尺の映画やドラマ・LIVE等の「試写」に向いてます。
配信URLはパスワード認証を施します。
YoutubeのようにAIによる著作権警告は出ませんので制作上安心して使用できます。
・Youtube LIVE
無料で使用可能ですが、著作管理コンテンツはAIで検知されてポスプロ業務では実質使用不可です。(警告を無視すると『垢BAN』されます)
この世にまだ出回ってない「映像・音声」の場合はAIチェックされないので配信可能です。
・QTAKE
撮影現場で使用する多機能なマネジメントシステム。低遅延・高画質なストリーミング配信が可能ですが、視聴するためのアプリ「QTAKE Monitor」はMACOS,iOSデバイスのみ利用可能です。
written by kuboe