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【DIT】Excel版の「撮影素材一覧リスト」を作成

制作部さんは、撮影終わりにDITさんから撮影素材と一緒に、素材一覧リストのPDFをもらったことはありますか?

今回は、それのExcel版の作り方のTipsです。

Pomfort SilverStack
https://pomfort.com/silverstack/

DITさん定番ツールの1つです。
撮影素材のベリファイコピー、QC、トランスコードなどが可能なメディアマネジメントソフトウェアです。
このソフトウェアの機能の1つに、「撮影素材一覧リストのPDF作成」があります。

↓ようなサムネイル、クリップネーム、タイムコード、FPS、解像度など様々なカメラメタデータを含めるPDFを作成できます。

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しかし、ポストプロダクションでの作業時にこのPDFを活用しようとしても『編集』ができず活用しづらいです。
テイクのOK/NGや、演出のメモを記入したり、こういった編集するにはExcelが一般的で、汎用性としても理想的だと思います。

しかし、SilverStackにはExcelのエクスポート機能はありません。


一方、レスパスビジョンで社内開発したShotListは、同じようにファイルのサムネイル付き一覧リストが作成でき、Excelエクスポートが可能です。


が、メーカー独自のカメラRAWのメタデータに1つ1つ対応していくことは難しく、DITが使用するにはいまひとつです。


SilverStack
シネマカメラの詳細なメタデータが出せるが、Excel形式でエクスポートできない。
ShotList
Excel形式でエクスポートできるが、シネマカメラの詳細なメタデータは出せない。
CM撮影で活用する詳細なメタデータとは
・レンズの種類
・シャッター速度
・色温度
・絞り値
・感度
・カメラの各種角度
など専門的なパラメータ群のことを指します


両方の良いとこ取りをして、カメラの詳細なメタデータのExcelが出せる術を無理矢理考えました!

1.SilverStackのExport Reportで、PDFとHTMLをExport

PDFは以下、2つにチェックしてExport。

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HTMLも下記にチェック入れてExport。

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2.Adobe AcrobatProで静止画だけを抽出してExport

AdobeAcrobatProでThumbnails Reportを開き、"Export PDF"からJpeg/Export all imagesにチェック入れ、Exportします。
保存先はフォルダを新規作成し、そこにPDFから抽出した画像連番ファイルをExportします。

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3.ShotListのPreference

"Colums"は、No.と、Centerのみ。

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"xlsx output"は、allにチェック。

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"Misc"は、サムネイルは連番扱いではなく、縦に配置したいので、これにチェック。

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4.サムネイル連番フォルダを、ShotListにImportし、サムネイルだけが並んだ.xlsxをExport

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5.Exportした.xlsxをExcelで開き、SilverStackからExportしたHTMLをImport

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6.HTMLのPreview(サムネイル)項目以外を選択し、コピー

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7.ShotList.xlsxの、Center Frameの隣のセルを右クリックし、値 or Valueでペースト

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8.レイアウトを整えてSaveし、出来上がり

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エクセル形式になってしまえば手軽に整形したり、クラウドへアップロードして共同作業するなど活用の幅がグッと広がります。

writen by kogami