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[Premiere TIPS] ver.14.1 新機能 プロダクション ワークフローガイド 翻訳版

Premiere Pro 2020 ver.14.1 から「プロダクション」という機能が新しく搭載されました。Premiere Pro の弱点を補ってくれる非常に大きなアップデートです。

今までは1つのプロジェクト内で素材やシーケンスをビンで整理&管理していましたが、プロダクション機能により、プロジェクトをビンのように扱うことができ、それら複数プロジェクトを Premiere で整理&管理できるようになりました。「プロジェクト .prproj の上にさらに1階層増えた」と考えるとイメージしやすいかもしれません。

例えば、1つの作品の編集において、複数人で作業するとプロジェクトも複数になってしまいます。プロダクションにおいても、複数プロジェクトを作成することに変わりはないのですが、それらプロジェクトを Finder / エクスプローラーで整理&管理する必要がなくなりました。

また、下図のように素材専用プロジェクトを作成することで、プロダクション内で素材を共有することができるため、他のプロジェクトはシーケンスのみにできます。そのプロジェクトを受け渡すだけで引き継ぎや一本化などが可能です。

名称未設定 1のコピー

というわけで、「プロダクションのメリット」は以下が考えられます。

・複数プロジェクトをスッキリまとめやすい
・プロジェクト肥大化の防止(Adobe推奨は50MB以下)
・PC負荷を軽減(素材とシーケンスのプロジェクトを分けられるため)

プロダクションは非常に柔軟にできており、途中からプロダクションに切り替えることもできますし、やめることもできます。プロジェクトの追加・削除ももちろんできます。また、複数人の共同作業に特化した機能ですが、一人の作業でも上記のメリットを受けられます。

現在、「プロダクション」の詳細なマニュアルと言うべきものが「Adobe 公式プロダクションワークフローガイド(英語版)」しかないようです。この PDF には注意点やコツなどが記されており、プロダクションについて必要なすべての情報を含む。とのことです。

そこで、個人的・社内向けに日本語に翻訳しましたので、非公式ではありますが PDF をアップさせて頂きます。皆様のお役に立てば何よりです。

なお、Premiere Pro プロダクションの Adobe 公式ヘルプは以下になります。

新機能「プロダクション」紹介動画はこちらです。日本語の字幕オンが可能です。


written by 栃澤孝至(お手伝いさせて頂いた作品リスト

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