[Avid Tips] EDLに【クリップ名】、【ソースファイル名】を含ませる
EDLにはタイムコードとリール名の他に「ソースファイル名」を含ませることが可能です。リール名が生きていない場合、オンライン編集機のコンフォームでは「ソースファイル名」は大きな手がかりとなります。
※弊社のカラーグレーディングマシン(DavinciResolve, NUCODA FilmMaster)や、オンライン編集機(Flame,Pablo-Rio)はソースファイル名によるコンフォームが可能です。
EDLを書き出す際は、以下の画面のようにチェックを付け、コメントに「ソースファイル名」を含ませるとオンライン編集機でスムーズにコンフォーム(再現)作業が可能になります。
Clip Names にチェック
リール名がある場合、Source File にチェックを付けてもソースファイル名がコメントに記されず、リール名がコメントに記されます。よって、クリップ名=ソースファイル名の際は、必ずチェックしてください。(小文字は大文字に変換されます)
Source File にチェック
リール名がある場合、ソースファイル名ではなくリール名になってしまいます。
(小文字は大文字に変換され、AMAリンクファイルは拡張子が削除されます)
EDL Manager でのコメント追加 画面(Avid MC v8.2まで)
List Tool でのコメント追加 画面(Avid MC v8.3以降)
v8.3 から EDL 書き出しは EDL Manager ではなく List Tool に変更になりました。
なお、リール名(Tape)が空白のクリップについては、基本的にクリップの修正にて「リール名 」を付けないでください!
EDL において「* SOURCE FILE : リール名」となってしまい、ソースファイル名が EDL に含まれなくなります。
written by 栃澤孝至(お手伝いさせて頂いた作品リスト)