【ZOOM Tips】中継サーバーを強制的に変更する
これまでnoteにてZoomの音質や画質を向上させる記事をご紹介してきました。
今回は裏技的な手法で通信の状態を安定化?させるTipsをご紹介します。
この技はZoom Pro(有料) アカウントでないと設定できません。Zoom管理者の方は『いざ』という時のために知っておいたほうが良いかもしれません。
以前世界的に大問題になったZoomセキュリティ問題以後、動作透明化の一環で使用する世界各国のZoomサーバーを任意で選択することができるようになりました。
Zoomの初期設定では世界中のすべてのZoomサーバーを使用し、自動的に選択・動作するようになっています。
世界中のユーザーが参加するZoomミーティングを行う場合はそのままの設定でOKです。
日本国内からZoomを使用すると自動でこの設定になるはずです。
ただし以下の現象が起きている場合は変更するメリットがあるかも?しれません。
Zoomの「統計」で監視中、有線LAN接続しているにも関わらず
「パケットロス」が発生・頻発する
※日本のZoomサーバー混雑が原因のパケットロス多発がまれに起きています。(会話程度ではパケットロスは気になりません)
配信の遅延が10msから100msになってしまっても
「映像・音声が途切れず安定するなら構わない!」 という方は以下の設定をダメ元でお試しください。
【中継サーバーを「米国のみ」にする】
この設定にすると日本のZoomサーバーを使用せずに米国Zoomサーバーのみを中継してミーティングが可能になります。
『USのZoomサーバーは基幹であり、日本のエッジサーバーよりタフである。』という妄想から実際にテストし効果があった対処法です。
この手法で時折発生する日本のZoomサーバー混雑起因のパケットロスを回避できました。
USサーバー経由のデメリット
・遅延が2〜15倍に増える。
・日本サーバー平常時はUSサーバー経由のほうが通信品質が落ちる可能性あり
まとめ
・会話のみのミーティングでは多少のパケットロスがあっても「日本経由」の方が低遅延で快適。
・映像や音楽などのメディアを安定して配信したい場合は「US経由」を最後の手段として試してみる。
written by kuboe