[RapidCopy Tips] コピー中の情報の見方
RapidCopyのコピー中に表示される情報の意味と、差分コピー時の注意点について解説します。
「RapidCopy」のステータス表示
上から順に、意味は次の通りです。
Remain:コピー処理が完了するまでの残り時間(予測時間)です。
ベリファイを有効にしている場合はベリファイ完了までを予測するため、ベリファイ無しに比べて概ね2倍程度の時間となります。
TotalRead:RapidCopyがコピー元から読み取ったデータ量の合計です。
TotalWrite:RapidCopyがコピー先に書き込んだデータ量の合計です。
TotalFiles:RapidCopyがコピー先に生成したファイルの数です。なお、後ろの()内は作成したフォルダの数を表します。
TotalSkip:差分コピーにおいて、変化無しと判定されてコピーがスキップされたファイルのデータ量合計です。
SkipFiles:スキップされたファイルの数です。
TotalTime:今回のコピーオペレーションの総経過時間です。
TotalTranslate:コピー元ディスクからコピー先ディスクへの1秒あたりの転送速度の平均値です。
ベリファイ有効時は転送を行っていない(書き込み先を再読み込みしている)ため、TotalTranslateの値は一方的に低下します。ベリファイ時間は転送時間の半分以下程度で終わることが多くなります。
(一般に、デバイスはwriteするのは遅くreadするのは早い事が多いため。いずれにせよデバイスの特性によります)
FileRate:一秒あたりのファイル処理数(ファイル書き込みが正常に完了した数)です。
TotalVerifyRead:ベリファイチェックのため、書き込み先のデータを読み直したデータ量の合計です。
VerifyFiles:コピー元とコピー先のデータの完全一致(ベリファイ)が完了したファイル数の合計です。
「RapidCopy 差分コピー時の注意点」
差分コピーはRapidCopyを起動した時にデフォルトで選択されている、便利なコピーモードです。
差分スキップはコピー元のファイルとコピー先のファイルの
「ファイルサイズが同一」または「ファイルの更新日付が同一」であるかどうかで判断します。
このとき、スキップ対象のファイルは再ベリファイしません。
RapidCopyでは速度を優先するため、データ書き込みとベリファイはそれぞれ別々に行います。
よって、キャンセルを行うとベリファイが終わっていないファイルが書き込み先フォルダに残るー>再度差分コピーをするとスキップ対象となって終了、となります。
このような場合には、書き込み完了後に「ベリファイ」モードを使用して再ベリファイするか、「全上書き」モードを使用して再度書き込み&ベリファイを行うことをお勧めします。
written by sawatsu